家庭教師のやりがい

難関私立大学を卒業してフルタイムで働いたのち、結婚を機に家庭教師のアルバイトを始めたジュリーさんに家庭教師のやりがいについて聞いてみました。

塾講師時代には感じなかった勉強に対する温度差

私が担当したのは地元の公立中学校に通う子供たちが中心でした。

以前塾での講師をやっていた時には、そこが進学塾ということもあったのでしょうけど、皆高い目標を持ちやる気もあり理解力もあったのですが、家庭教師に派遣された先の子供たちの多くが、親に言われたから仕方なしに勉強机に向かっているといったタイプの子供たちでした。
成績も中の下以下の子供たちばかり。

その子供たちにやる気を起こさせるために、趣味を共有したり、話題を合わせたり、勉強が好きになるようなオリジナルプリントを作ったりといった、コミュニケーション面での陰の努力を続けることが実は一番大変なことでした。
そういったコミュニケーションの構築の上で子供たちに勉強することの楽しさを教えて行こうと計画していましたが、その波に乗せるまでが大変でした。

勉強で目標が持てるように

子供たちと勉強を進めながらコミュニケーションを取っていくうちに、子供たちとの距離が次第に縮まっていきました。
そうなってくると子供たちも素直に勉強に向かってくれますし、(私の期待に応えたいから)勉強を頑張ろう!成績を上げよう!!という気持ちの面での変化を肌身で感じることができたことが何よりも私の家庭教師をやっていて嬉しかったことです。

”自分など勉強しても出来ない”と思いこみ、自分の将来に悲観的だった子供たちが、私のサポートを通して”少しでも偏差値の高い学校に行きたい”といった目標を持つようになり、自らどんどん積極的に勉強するように変わっていきました。

私と二人三脚で数年間頑張り続け、子供たちが志望校合格を果たした時には私も感涙したものです。

個別サポートがカギ

家庭教師の学歴だけで決めてしまうのは危険です。

その家庭教師に教えてもらいたいと直感的に感じられるかどうかが重要。
マニュアル通り・教科書通りの説明をする人よりも、自分の経験値から勉強に関しては説明・サポート出来る人の方がよいです。

副教材やプリントなどオリジナルのものを積極的に作ってくれると人だと尚良いです。
あとは雑談してみて、話が合うかどうかも案外大切。

家庭教師センター等を利用するなら、自分の要望するタイプを事前にしっかり伝えましょう。